2015年 03月 01日
人は何処からでも立ち上がれる |
今度の東京行きで、一つとても面白い出来事があった。
お茶の水のホテルで一緒に泊まった同級生の話だ。
彼は学生の頃は生真面目で、誠実と言えば誠実、遊び事もしなければ、ふざけ合うことも無かった。何かと一緒に行動することがあったけれど、浮いた話など聞いたことも無く、固く地味な存在であったように覚えている。
それが・・・。
50代半ばで独身のまま、家を継ぐ必要もあったので、行政関係のの資格を取り東京の会社勤めを辞めて田舎に帰ったそうだ。
最初の3年ぐらいは仕事が無くて大変だったが、今では仕事も順調になってきて、周りの仲間と山登りを初め体調も良好とのこと。そして最近はカラオケにはまっているのだそうだ。
学生の頃、彼の歌など断じて聞いたことが無い。それが何と田舎に帰ったら初恋の人と再会し(相手はバツイチだったらしい)、一緒にカラオケに行くのだそうだ。
還暦も過ぎて結婚とかは全く意中に無く、まるでプラトニックな“青春時代”のようだ。目が輝いて生き生きしている。まるで‟森田健作“や‟青い三角定規”の世界ではないか!
ホテルで眠れず、朝方から二人でビールなどを飲み、そのおのろけ話を聞かされる羽目になった。こちらは加齢と仕事疲れでヨレヨレで、‟青春“なんて昔日の遠い話であるにも関わらずだ。
「今更何を青春しているのだ! そんな奴とは知らなんだ。この野郎、羨ましいぞ、おめでとう!」などと絡んで、夜明けまで爆笑した。
先日電話があって「このこの~」とまた同じ話になった。
若い頃楽しみが少なかった分今取り返しているんだと、人生トントンで、今の楽しみがいつまでも続かないのも十分知っていると、彼は言っていた。
知らない間に、なかなかの人格者になっているようだ。
人は何処からでも立ち上がれるものだ。嬉しくなって、その夜は一人乾杯した。
お茶の水のホテルで一緒に泊まった同級生の話だ。
彼は学生の頃は生真面目で、誠実と言えば誠実、遊び事もしなければ、ふざけ合うことも無かった。何かと一緒に行動することがあったけれど、浮いた話など聞いたことも無く、固く地味な存在であったように覚えている。
それが・・・。
50代半ばで独身のまま、家を継ぐ必要もあったので、行政関係のの資格を取り東京の会社勤めを辞めて田舎に帰ったそうだ。
最初の3年ぐらいは仕事が無くて大変だったが、今では仕事も順調になってきて、周りの仲間と山登りを初め体調も良好とのこと。そして最近はカラオケにはまっているのだそうだ。
学生の頃、彼の歌など断じて聞いたことが無い。それが何と田舎に帰ったら初恋の人と再会し(相手はバツイチだったらしい)、一緒にカラオケに行くのだそうだ。
還暦も過ぎて結婚とかは全く意中に無く、まるでプラトニックな“青春時代”のようだ。目が輝いて生き生きしている。まるで‟森田健作“や‟青い三角定規”の世界ではないか!
ホテルで眠れず、朝方から二人でビールなどを飲み、そのおのろけ話を聞かされる羽目になった。こちらは加齢と仕事疲れでヨレヨレで、‟青春“なんて昔日の遠い話であるにも関わらずだ。
「今更何を青春しているのだ! そんな奴とは知らなんだ。この野郎、羨ましいぞ、おめでとう!」などと絡んで、夜明けまで爆笑した。
先日電話があって「このこの~」とまた同じ話になった。
若い頃楽しみが少なかった分今取り返しているんだと、人生トントンで、今の楽しみがいつまでも続かないのも十分知っていると、彼は言っていた。
知らない間に、なかなかの人格者になっているようだ。
人は何処からでも立ち上がれるものだ。嬉しくなって、その夜は一人乾杯した。
枝垂梅が咲いた
by turnipman
| 2015-03-01 15:47
| 残土録