2011年 12月 02日
自生と共生 |
汚染食物の対応について考えると、一見矛盾するような2つの傾向があるようです。
1つは、自分だけは生き残ろうとするサバイバルな生き方。
2つめは、子供に優先して安全食を与え、年配者ほど汚染食を分かち合い、種の保存をしようとする共生の生き方です。
でもどちらも自然な本能で、どちらかを選択すれば済むということではないようです。
まずは広瀬隆さんや小出裕章さんの提案について考えてみます。
広瀬説=幼児や若い女性を避難させた上で、長期に渡ってデーターを一切公表し、30歳以上は農業漁業者を守るために出荷制限せず食べる。政府は「ただちに健康に影響はないと言い続ける。何年か後にガンになりたい人はなれば良い。
小出説=細胞分裂の活発な若い人ほど影響受けるので高齢者ほど汚染食を引き受けるべし。後は配分の問題でしかない。全て汚染されている(低量被爆も含め)中で私たちが選択できるのはどうやってリスクを分担するかだ。
その上で小出さんは「何も知らなかった」「自分には何の責任もない」「安全だと言って来た政府と電力会社に責任がある」という人達に対して“だまされた人なりの責任”があると述べている。この事故を起こした大人たちが罪滅ぼしに食べるしかないと。
この二人私はにわか脱原発派と違って大変尊敬しますが、この汚染食の問題になるとすこぶる投げ遣りと思える言い方をします。
お気持ちはよ~く分かり賛同致しますが、長年警告したのに受け入れなかった大人達への鞘当て、出来ないことを主張しているようにも思えるのです。
それに対して「食べるのはいやだ全員が食べない方法もあるはずだ」とする反論もあるようです。しかし私はそうだろうかと、この部分はどちらの意見にも賛同しかねます。
そもそも今の事故責任逃れ政治では、低量汚染も含め厳密に検査し汚染してない食物だけを流通させるのは無理だろう、可能だとしてもやらないだろう。したがってリスクの分担という仕組みすらできないし、全員食べない方法はもっと無理だろうと考えます。
広瀬さんや小出さんの言う共生の道は、あきらめず出来るだけ努力すべきだと思います。
声を上げて、地区ごと農漁協ごとに共同モニターを設置するとか、スーパーごとに自主検査して販売するとかも有効な手でしょう。
しかし今すぐは現実問題として難しいのであるなら、努力しながらもあとはサバイバルの方法を各自てんでに考えるしかない様に思います。
私の考えは昨年の一般食事の結論と同じですが“粗食民族”になることです。
●できるだけ食べない、食べるなら美味しく食べる。
粗食にして、食べるならアハハと笑って感謝して頂くということです。
そして新陳代謝を良くし放射性物質を排泄し、免疫力の高い体質にすること。
*余談ですが自然塩は解毒に良いかもしれない(ただの直観です)。
放射能汚染食によって引き起こされた“自生と共生”のテーマは、突き詰めると如何に生きるべきか、あるいは如何に死すべきかという人生観・社会観を問い詰めているようです。
Aコープの自主検査広告
1つは、自分だけは生き残ろうとするサバイバルな生き方。
2つめは、子供に優先して安全食を与え、年配者ほど汚染食を分かち合い、種の保存をしようとする共生の生き方です。
でもどちらも自然な本能で、どちらかを選択すれば済むということではないようです。
まずは広瀬隆さんや小出裕章さんの提案について考えてみます。
広瀬説=幼児や若い女性を避難させた上で、長期に渡ってデーターを一切公表し、30歳以上は農業漁業者を守るために出荷制限せず食べる。政府は「ただちに健康に影響はないと言い続ける。何年か後にガンになりたい人はなれば良い。
小出説=細胞分裂の活発な若い人ほど影響受けるので高齢者ほど汚染食を引き受けるべし。後は配分の問題でしかない。全て汚染されている(低量被爆も含め)中で私たちが選択できるのはどうやってリスクを分担するかだ。
その上で小出さんは「何も知らなかった」「自分には何の責任もない」「安全だと言って来た政府と電力会社に責任がある」という人達に対して“だまされた人なりの責任”があると述べている。この事故を起こした大人たちが罪滅ぼしに食べるしかないと。
この二人私はにわか脱原発派と違って大変尊敬しますが、この汚染食の問題になるとすこぶる投げ遣りと思える言い方をします。
お気持ちはよ~く分かり賛同致しますが、長年警告したのに受け入れなかった大人達への鞘当て、出来ないことを主張しているようにも思えるのです。
それに対して「食べるのはいやだ全員が食べない方法もあるはずだ」とする反論もあるようです。しかし私はそうだろうかと、この部分はどちらの意見にも賛同しかねます。
そもそも今の事故責任逃れ政治では、低量汚染も含め厳密に検査し汚染してない食物だけを流通させるのは無理だろう、可能だとしてもやらないだろう。したがってリスクの分担という仕組みすらできないし、全員食べない方法はもっと無理だろうと考えます。
広瀬さんや小出さんの言う共生の道は、あきらめず出来るだけ努力すべきだと思います。
声を上げて、地区ごと農漁協ごとに共同モニターを設置するとか、スーパーごとに自主検査して販売するとかも有効な手でしょう。
しかし今すぐは現実問題として難しいのであるなら、努力しながらもあとはサバイバルの方法を各自てんでに考えるしかない様に思います。
私の考えは昨年の一般食事の結論と同じですが“粗食民族”になることです。
●できるだけ食べない、食べるなら美味しく食べる。
粗食にして、食べるならアハハと笑って感謝して頂くということです。
そして新陳代謝を良くし放射性物質を排泄し、免疫力の高い体質にすること。
*余談ですが自然塩は解毒に良いかもしれない(ただの直観です)。
放射能汚染食によって引き起こされた“自生と共生”のテーマは、突き詰めると如何に生きるべきか、あるいは如何に死すべきかという人生観・社会観を問い詰めているようです。
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by turnipman
| 2011-12-02 18:32
| 2011.3.11 時代