都議選での暗い霧を吹き飛ばしたい

稲田朋美防衛相が辞任。2012年第二次安倍内閣発足以降6人目だそうだ。痴呆創生大臣と称した人もいたが 笑 漢字も読めないでんでん内閣の学級崩壊が始まっているようだ。
稲田大臣辞任は遅きに失した感がある。しかし、もうあの小学生並みの答弁が聴けなくなるのかと思うと、嬉しくもあり、残念でもある。
ここまで安倍内閣支持率低下に、一貫して貢献してくれたことには、感謝の意を表したい。

民進党の野田ブタに続き蓮舫も辞任だとか、こちらも遅きに失した感あり。
都議選で民進党は受け皿になりえず、前回より▲10議席となった。もはや都民に信用されていない。
民主党政権誕生後、殆どのマニフェストを裏切り、自民党以上に自民党的な政治を行い、自爆解散し政権を返上したのが野田。永久戦犯野田ブタを幹事長に据えた時点でアウトだったのだが、今頃分るとは、蓮舫も実に周りの見えない代表だったということだろう。
民進党を分裂させ隠れ自民・隠れ都ファを追い出して、まともな連中だけで野党共闘を進めるしか、もはや再建の目途は立たないと思われる。


都議選の結果自民、民進が後退し、出直しを余儀なくされたのは自業自得である。が、さて他方、都議会の与党となった都ファ・公明の方はどうだったのか。

今回受け皿となった都民ファーストの会(‟都民ファシストの会“と呼んだ方が相応しい)は、さっそく化けの皮が剥がれてきたようだ。
『小池百合子都政が『築地市場の豊洲移転問題』における「豊洲無害化」を撤回し、「生かすとしていた築地市場を結局生かさない」ことに決定しました。この人の公約や口約束は信じてはならないという実例の一つとして記録します。』

結局、築地ブランドを守るとか、豊洲に5年移転したら希望者は戻れるとか、玉虫色の出来っこないメクラマシ公約を告示直前に出して、選挙で勝利したとたん自民、民進の辞任騒ぎの陰で、こっそりとその公約すら否定しているのだ。

しつこい様だが、都議選の本当の争点とは何だったのか。
都ファの躍進騒ぎでウヤムヤにされているので、再度覚書にしてまとめ、都議選での暗い霧を吹き飛ばしたいと思う。



東京都の暗い霧とは何だったのか。

都議選の応援で東京に行った時、豊洲移転なんてダメに決まっているじゃんと頭から思っていたのが、都民の間では「よく分からない」という声が多いのにまず驚かされた。
何が分からないのか良く分らない様なのだ。たぶん二つ以上の要点を繋げて考えられない都民が、まだ多くいるのではないかと思った。

豊洲移転には二つの問題があった。

選挙告示前小池都知事は、「豊洲は無害化できない」としおらしく謝罪した(歴代都知事の責任であんたが誤る謂れはないのだが)。豊洲は有害であり毒物は除去できないという問題がまず一つ。

もう一つは、豊洲に移転した場合、(たとえ無害であったとしても)膨大な経費が掛かるという問題があった。

管理維持費だけで年間61億円増え、毎年100億~150億円の赤字で、60年間で累計一兆円の累積赤字が出る。これは都の「市場問題プロジェクトチーム」が試算し公表したもの。決して共産党が言っていることではない 笑。(共産党は築地再整備だけなら500億~800億で済み、その後一切赤字は出ないと専門家筋の分析を提案としている。)

これまで6000億円掛けてきたから勿体ないという声もあるが、移転するだけでそれ以上の累積赤字が出る。さらに一旦毒物被害が出たら追加対策費は莫大なものになると予想されるのだから、行くだけ経費の無駄なのは明白である。
豊洲は食品以外の物流センターとか、いくらでも使い道は考えられるのだから、勿体ないから移転というのは口実にすらできないだろう。


つまり豊洲移転では ①毒物だらけで食の安全は守れない ②膨大なお金が掛かり累積赤字がでる、ということを都自身が認めている。その事実をまず確認しよう。

豊洲移転は有害で赤字が出るが、築地再整備は無害で赤字は出ない。
都民にとって豊洲移転で良いことは何も無いが、築地再整備は仲卸も喜ぶし良いことだらけだというのが、結論としてはっきり出ているのだ。

それにも関わらず都民の多くは、有害であるし莫大な金のかかるのに何故移転するのかが分からない??? そんなはずがない、他に何か理由があるのだろう・・・ と、二つを結びつけて考えると意味が分からないし、疑えば気持ち悪くなるし、バラエティー番組を見て思考停止し恍惚の人になろうとする、そんな情操操作下に置かれていたのではないだろうか。

ではなぜ、有害で莫大な金のかかる豊洲に移転したがるのか?
自民、公明、さらに都ファまでもが、何かに取り憑かれた様に、どうして豊洲移転に拘るのだろうか?

実は、そこにこそ東京都政の暗い闇があるのだ。


これまで石原、猪瀬、舛添と3代続いた東京都政とは、新自由主義に載せられた大型公共投資優先、ゼネコン優先の都政だった。1m1億円の外環道建設やオリンピック箱物建設など大企業の経済効果狙いが主にあった。その裏で都民の暮らし福祉は削られ続ける。例えば1998-2015年予算に占める老人福祉費は全国2位だったのが42位に転落し、土木費は40位から21位に上昇した。国保料は18年間で16万円から42万円に上った(23区年収400万円4人世帯平均)。この6月にも平均7千円以上の国保料がUPしている。(以上選挙チラシ等から抜粋。)東京都はスエーデンの国家予算並みの予算があるそうだ。その数パーセントあれば待機児童など懸案の福祉政策は実現できる。しかし大型公共事業ゼネコンを優先してきたこれまでの自公都政は、見返りに巨額の企業献金を受け取ってきた。豊洲工事受注ゼネコン各社から自民党は2015年だけで1憶1300万円の献金を受け、公明新聞はゼネコン広告だけで2014年以降190回、推定8700万の広告収入があったとされる。その癒着が都政の暗闇を構成してきた。‟東京大改革“というのなら、その大企業ゼネコン優先から都民の暮らし福祉に重点政策をシフトしなければならない。ところが都ファのチラシや街宣を聴くと全くそこには触れず、「議会を変える」とか「情報公開せよ」とか、議員の顔を変えれば済むみたいな無内容な主張ばかりだった。だから共産党の盛り土なしの追及から始まった豊洲問題では、都ファが移転を断念できるかどうか見ものではあったが、しかし、やはり争点を玉虫色にウヤムヤにしながら、豊洲移転をしらっとやり抜こうとしているということだ。


なぜ有害で莫大な金のかかる、豊洲移転に拘るのか!
 
それは今まで続けた大企業ゼネコン優先で都民の暮らし福祉をけずる、自公都政の利権絡みの流れを今更断ち切れないし、そこを断罪されては困るからだ。
‟東京大改革”の分水嶺とは、有害金権の豊洲移転を断念できるかどうかだった。しかし都ファは自公都政の歪をウヤムヤにしガス抜きするだけで、実態は自公都政の亜流、延長にすぎなかった。

それは公明党と政策協定を結び都議選を戦うとした時点で知りえたことでもある。
公明党は石原・猪瀬・舛添と自民党と一緒に都政を支え、議案5020件中5019件に賛成したそうだ。賛成率99.98%、反対した一件はどうでも良い人事の件だったとのこと 呆。公明党としては自公都政のこれまでの悪行を‟大改革”され、悪者にされるのは絶対避けなければならなかった。豊洲移転などは公明党も積極推進してきたのであって、都ファが公明党と選挙協力したこと自体、すでに初めから豊洲移転ありきだったのだ。そこで公明党免罪と票獲得の裏取引がされたということだろう。

これで公明党の力添えなしに都ファーは躍進できないし、自民党も公明党抜きに勝てないことが分ったはずだ。公明党は政策ではなく、右向け右と言えばそうなる洗脳集団だから、無節操に簡単に相手を変えることができる。
有るTWが公明党はダニのようだと呟いていた。ダニは食いついた本体が死に体になると新しい生血を求めて離れるのだそうだ。言い得て妙である 笑。

自民都政から都ファ都政に変わったのは、同じ日本会議内のメンバーが入れ替わったにすぎない。顔が変わっただけの目暗まし‟大改革”だった。その闇に紛れて橋渡ししたのが公明党である。
以上、都ファ&公明の気持ち悪い絡み合いを引き剥がしていくと、都議選での暗い霧が透けて見えてくるようだ。


都ファが受け皿となり自民党惨敗したのは大変結構なことである。
しかしその裏で改憲派議員が8割を占める結果となったのだから、野党共闘の視点から見れば喜んでばかりいられないだろう。
野党共闘は、この都議選での暗い霧を吹き飛ばし、前進しなければならない。




梅雨明けナスの花
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by turnipman | 2017-07-26 13:23 | 一言風刺 | Trackback | Comments(0)

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