トランプ現象②:アメリカファーストって何だ!

<アメリカファースト>について

トランプ氏は米国第一主義で偉大な国を取り戻すと言っています。
それは白人優先の排外主義的な米国であるらしい。
具体的政策ではざっとこんなとこが目に付きました。

①TPPから離脱する代わりに、もっと酷い米国利益優先の二国間(FTA)交渉をする。

②北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉と法人税の引き下げで、メキシコなどでの自動車生産を米国内に回帰させる。

③パリ協定(地球温暖化対策の国際協定)から離脱し、エネルギー産業を規制緩和し、国内のシェールガスや石炭生産を活発にして自給体制を強化する。

④ついでに不法入国者を防ぐため国境に壁を巡らし、白人の雇用を守る。
不法移民(130万人)の強制送還。中東アフリカなどイスラム圏からの入国を禁止する。



ただ、白井聡氏も仰っていますが、歴代政権も常に「米国第一」だったのです。トランプ氏に始まったことではありません。
オバマ氏・クリントン氏などは建て前上「国際協調主義」を掲げてきたのに対して、トランプ氏は「国際協調主義」という建前を外したという違いがあるだけです。

従来の既得権益を擁護し民主主義を装いながら一見上品にグローバル資本主義を進めようとするのがオバマ氏・クリントン氏でした。それでは不満を逸らせなくなって、既得権益を打っ壊すと一見乱暴そうなトランプ氏が登場し、ガス抜きに成功したというわけです。

トランプ氏はある時は差別主義・排外主義的で、ある時は自己中心主義を売りにして目先を変えますが、「新自由主義」や「対テロ戦争は」今まで以上に継承していくと見るべきでしょう。それは剥き出しのグローバリズムです。



<外交>について

トランプ氏とプーチン氏が裏で繋がって中良さそうにしているのをどう見るか。
次期大統領に決まってから、12/23同じ日に二人とも核戦力強化の方針を打ち出している。冷戦時代を超えて、米露二大核保有国が裏で手を握りながら、反対する国や勢力を各個撃破し、世界を大きくブロック支配(3~4ヵ所ぐらいに)移行しようとしている、と私は見ているのですが。そんな評論見かけませんね~。

だってトランプ氏とプーチン氏は覇権を争っていて仲が良いわけないでしょうに。しかしお互い戦争するのは損なのでしない。当面どっちも自国ファーストで縄張り争いを認め合い、手に負えない拗れている中東に軍事介入し、米露で分割支配したいってことでしょう。

おそらくシリアへの軍事介入をロシアと手を組んでやる。てことはウクライナでロシアと対立関係にあるNATOとは距離を置くのでしょうか?
イギリスのEU離脱を歓迎しているようだし、ヨーロッパの排外主義極右勢力から支持されているようだし。まぁ急には変わらないと思いますが、国際的な米の威信は低下して行くと思います。

日本へは当然、もっと防衛負担をすべきだ、中東へもっと自衛隊を派兵しろ、憲法上出来ないのなら憲法を変えろと迫って来るでしょう。
「米国第一」のトランプ氏に対して「日米同盟第一」の安倍首相。ヒラリーでもトランプでも見境なく尻尾を振る日本の首相ですから、どう対応するかは目に見えています。



PS:
え~と私はクリントン氏もトランプ氏も支持していません。
ヒラリーは嫌いだしトランプは危なっかしい。巷ではヒラリーとトランプではどちらがマシかと言う論争もあり傾聴に値しますが、1%の富裕層の政治をしているという点で、どちらも状況を打開できないと思わざるを得ないです。
彼らの土俵に上がって、どちらがマシかを主要な争点にしていると、木を見て森が見えなくなり、彼らの思う壺にハマるような気がします。

どちらもアメリカ中心の1%富裕層の為のグローバル資本主義を更に進める。前者を笑顔のファシズムとすれば、後者は憎悪を煽るファシズムです。前者は気色悪いし後者は危なっかしいし。どっちも99%にとって目くらましに過ぎないと思います(小池東京ファーストや橋下大阪維新の怪と似てますねW)。

ただトランプ氏が登場し、個性的で分り易く面白いのですが、敵を特定し攻撃し憎悪を煽り国家第一主義(アメリカファースト)に動員する、この政治手法にはうんざりします。

社会全体の仕組みを個々人の為に改善する政治が良いです。
グローバル資本主義を民主的に包囲して規制すること。サンダース氏とか、スペインの「ポデモス」、ギリシャの「シリザ」とかの左派も伸びて来ていて希望がもてます。日本ではもう市民連合+野党共闘しかない思います。




高菜の洗濯干し
a0170390_21510708.jpg

[PR]
トラックバックURL : http://turnipman.exblog.jp/tb/23614375
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by turnipman | 2017-02-09 21:25 | 一言風刺 | Trackback | Comments(0)

南海の波打ち際で         記録写真


by turnip