トランプ現象:トランプノミクスってな~に?

年末の米大統領選挙でトランプ氏が当選して以来、あちこちで評価が錯綜している。表面的な過激な言動に惑わされ、現象の本質が見えにくくなっているようです。

トランプゲームのババ抜きというよりは、オセロゲームのような勝ち方をしたわけであって、え?なんで、そんなので良いの? と世界中が戸惑っているようです。

保守であれ革新であれ賛否両論混雑しているようなので、その辺を整理してみます。直感キーワードは<トランプノミクス><米国ファースト><ポスト真実>などです。


<トランプノミクス>について


まず何をしようとしているのかは、その言動より経済政策に注目すべきです。
経済政策は ①大規模な企業減税 ②規制緩和 ③インフラ投資
これってアベノミクスとそっくりなんですね。というより米財界の要望を阿倍首相は率先してやらされていたわけですから、それでも間に合わないので、ついに宗主国も本腰でやりだしたと見るべきでしょう。

1980年代のレーガノミクスと似ているそうです。新自由主義を振りかざし減税と規制緩和を行って「強いアメリカ」をスローガンに掲げていました。その結果はバブルが弾け財政赤字と貿易赤字が拡大し、所謂双子の赤字が深刻化しただけでした。

日本でのアベノミクスはご承知の通り、デフレ脱却どころかさらに格差と貧困が広がり、年金のバクチ投資で大損してはヒンシュクを買い、大失敗であるにも拘らず「道半ば」と居直り続けているのです。庶民にとって良いことは実は何も有りませんでした。

ここでしっかり抑えておきたいことは、多国籍企業群からすればトランプノミクスやアベノミクスは大歓迎ということです。
先進国ではこの法人税減税競争を加速させています。イギリスは20%→17%に、日本は20%台に割り込んできたそうで、国境無き多国籍企業の為に、国家が法人税減税の引き下げ競争を率先してやってくれるのですから、笑いが止まらないでしょう。

国民の側から見れば格差と貧困が広がるばかりで大失敗と言えます。大企業から見ればぼろ儲けで大成功している、という相関関係にあります。決して米日ではトリクルダウンが起きることはなかったし、庶民は生かさず殺さずで0.01%の超富裕層が肥太るという仕組がそこにあります。


一見突拍子もないトランプ氏の過激な言動に惑わされず、背景(経済事情)を冷静に見つめれば、やろうとしていることは大企業減税と軍拡路線に尽きます。
(この路線は日本政府ともロシア・中国の政権とも、実は波長が合っているのですが。)

私はその動きにとりあえず反対を申し上げます。。 
ま、何も面白くない。つまらない。アホくさい。新(と言ってももう古い)自由主義グローバリズムの延長(延命)だと思うからです。


ここまでは冷静に考えれば誰にでも解り易いことです。
分り難いのは、新自由主義グローバリズムの弊害で格差と貧困が広がり、中間層が大量に没落するという危機状況(庶民の側から見ればですが)を、国家ファースト=ナショナリズムを煽動して打開しようとしているあたりでしょう。

多国籍財界の権力が実体なのに国家主義のパフォーマンスをする、トランプノミクスって何~に? と、そこがしっくりしないのです。
それは国境無き多国籍企業群が世界を牛耳るのに、国家と言う地方自治体を操っていると見れば解り易いと思います。その辺の評論見当たらないのが残念です。




風呂を焚いた置き炭みで泥鰯を焼く
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by turnipman | 2017-02-07 23:42 | 一言風刺 | Trackback | Comments(0)

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