都知事選を振り返って

都知事選は投票率前回より13.6%Upで59.7%、日本会議自民党小池氏291万票、自民党公認増田氏179万票、鳥越氏134万票であった。
自公推薦都知事の金銭不正を正すはずだった選挙が、いつの間にか「既成政党に頼らない」カイカク者として登場した小池氏が圧勝した。

結果は既存中既存の本丸、より自民党深層に繋がる、超改憲タカ派の、日本会議自民党都知事の誕生ということだった。
当選後安倍首相は小池氏と対談し「一本取られた」などと言いながら満面の微笑みであった。もともと小池氏当選は望むところで、痛くも痒くもないどころか、裏で笑いが止まらなかっただろう。

小池氏の実態は、超改憲タカ派で核武装論者、財界優遇で弱者切り捨て、すでに金銭不正疑惑だらけである。しかしマスコミは鳥越氏の又聞き疑惑には大騒ぎするが、小池氏の学歴偽装や金銭疑惑はほとんど取り上げることはない。

そしてかくも簡単にあっさりと、都民(一部だけど)は騙されるのかと、シンプル軽薄な挙動にむしろ感心してしまうほどだ。
知らないのではない。勝ち馬に乗りたい、寄らば大樹の陰、長い物に巻かれていた~い、どうせ私を騙すなら~ 騙し続けて欲しいのよ~♪ のレベルなのだ。

「肉屋を支持した豚都民」(一部だけど)に理屈で何か言っても通じない気がする。しかしここを変えないとどうにもならないのだ。理屈を超えた動きが必要だが、何か良い手はないだろうか(無いか 笑)。



そういう意味で鳥越野党陣営は、強力なエサが足りなかったように思う。政策面では不十分さは有っても、小池・舛添氏よりは遥かに上回っていた。ただたとえば、金の臭いがしないというようなことだ。没落する産業予備軍を引き付ける魅力は、理屈ではないだろう。何て言ってると、また「邪道ー!」とか批判されそうだが。愚民はエサでしか動かないというのも、まごうこと無い真実かと思ってしまうこの頃なのだ。

今回の野党共闘市民連合は、告示ギリギリまで候補者が決まらず、鳥越氏が急遽立ったわけで、政策協定も無く準備不足であったことは否めず、マスコミの(政治的意図による)ネガキャンもあって劣勢となった。

問題はいくつも有るけれど、政策のだいぶ違う民・共では限りある選択肢の中で、鳥越氏で折り合えたということだろう。
民進の実働部隊である連合が自主投票に回ったり、宇都宮支持層の一部が小池票に流れたり、その辺今の野党共闘の限度を見た思いがした。

しかし野党共闘は始まったばかりだ。不十分さはあったが、他にどういう手があったのか、今後の検討課題にしてどんどん進化していって欲しいと思う。



異常な報道ぶりであった。酷くなる一方だ。殆ど政策論議を隠し、ゲーム感覚のワイドショウ報道だ。ポケモンGo現象とマスコミがダブって見えてくる。
たとえば、参議院選挙公示後安倍首相は党首討論を一切拒否したことは批判せず、鳥越氏が公示後一度だけキャンセルしたことは騒ぎまくって叩く。これ一つとっても異常だと気付けなければならない。



元文春ジャーナリスト斎藤貴男氏の文春批判が冴えていた。
「保守と権力の犬とは違う」
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by turnipman | 2016-08-03 15:41 | 一言風刺 | Trackback | Comments(0)

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