2016年 03月 13日
冬のできごと |
もうこちらは、日中初夏のような気配さえするこの頃です。
冬らしい寒い日というのは1月に少しあったぐらいで、実際の冬は短く感じられたのですが、一応12月から2月ぐらいを冬の出来事として振り返ってみる。
昨年9月‟戦争”法が可決されてから、地域の9条の会では‟戦争法”の廃案を求める全国2000万署名に取り組んでいる。全戸軒並み訪問で今現在800筆を超えたところだ。
署名活動をしていると、いろんな人がいて考えさせられ面白い。
若干逆風が吹き始めているのを感じたことは前回取り上げた。
‟戦争法“は「アメリカと一緒になって海外で戦争できるようにした法律」であるが、「攻め込まれたときの備えの法律をつくった」と思い込まされている人が増えつつあることは見逃せない。おそらく全国的にもその傾向は現れているのだろう。
その「攻められたらどうする」というのは論理のすり替えであって、煽られ利用されているにすぎない。攻め込まれたら(実際はその脅威は今のところ無いのだが)自衛隊が応戦するというこれまでの個別的自衛権行使で済む話で、今回の‟戦争法“はアメリカにくっ付いて、海外に出かけて行って戦争行為をするものであって、それとは全く別ものだということを説明している。
今年は参議院選挙もあり(衆議院解散の噂もあり)戦争か平和か、護憲か改憲か、巷での話しは活発になり先鋭化してくるだろう。
今どちらに転ぶのか、空気を読んでいる人が日増しに増えているような感がする。「空気を読んでいても空気は変わらない」。空気は前向きにこちらから変えていくものだから、そのためにもこの2000万署名運動は一人一人と会話する有効な活動だろうと思う。
話は変わるが、昨今の猫ブームで猫業者が量産体制で供給しているそうだ。藤原新也が犬はKY(空気を読む)だが猫はKM(空気を読まない)であり、現在国民が犬化しているため、逆にKMの猫に癒されている現象なのではないかと評している。
さもあろうと思う。どうも周りの動向をうかがって空気を読もうとしている人が多くなっているようだ。どちらに転ぶか、その瀬戸際に来ているようだ。
我家の猫的生活は今に始まったことではない。91年ソ連崩壊後の一極支配のグローバル化に背を向け田舎暮らしを始め、飼った猫は20数匹、元々空気は変えるために読むのだと考えていたから、筋金入りの猫派なのだと自負している。
ただ私には何度も書いたが、人は戦争を止めれないのではないか、止めれるほど賢くはなれないのではないか、というペシミズムがある。
白井聡氏が言っていた「憲法を変えたいというのが安倍首相の最大の欲望だと思っています。彼の現行憲法に対する憎悪はともかくすごいですから。僕が近い将来、日本が軍事行動に巻き込まれる可能性が高いと思うのもそのためです。彼らの立場に立って「どうやったら憲法を変えられるか?」というふうに考えると、一番確実な方法は、現実に戦争をやることだと思うからです。」
憲法9条を変えて戦争をするのではなく、戦争行為を起こして憲法9条を変えてくるという筋書きだ。
近いうちに戦闘行為に巻き込まれるか、あるいは攻められたというでっち上げ事件を起こすのではないだろうか。そうなればズルズル体質で長いものに巻かれたがる国民の多くは、熱狂的に憲法を変え戦争やむなし論に簡単に取り込まれていくような気がしてならない。それはゲーリングの言うように「極めて簡単なこと」かもしれないのだ。
ともかく、それでも、たとえ明日地球が滅びようとも、私は希望の種を撒く側にいようと決めた。それで署名活動に参加している。
★その他の出来事
正月は娘夫婦がやって来て楽しかった。今度家を建てるとか♪
厄年の娘に付き合って、大社に厄払いに行った。
自給生活が少しずつ広がってきている。
アオリイカ釣り、4回ぐらい挑戦するも今年もボーズ。
春用の畑作り。キク芋掘りあちこち配る。
ブルーベリーを植える。
果樹の剪定や移植をする。
木の伐採、周囲を明るくした。
5年間続いた連帯保証の返済が終了。
★小森山動物記
昨年来たばかりの猫のクルミ亡くなる。事故にでもあったのか?
チャイ、ソバ避妊手術する。
ニワトリ山に鳥骨鶏がやって来る。
ヤギ小屋の雨対策、ニワトリ小屋の狸・イタチ対策をする。
タヌキやイタチに襲われ絶滅しかかったニワトリ達の中で、勇猛果敢な名古屋コーチンのつがいだけが生き残り、ストレスから解放されてか卵を産むようになった。
★読んだ本
「職業としての小説家」 村上春樹
「総員玉砕せよ」 水木しげる
「新京都学派 -知のフロンティアに挑んだ学者たち-」 柴山哲也
「明治維新という過ち ~日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト~」 原田伊織
★映画DVD鑑賞 ホームシアター開始
「スラムドッグ$ミリオネア」 イギリス 2008年
「海難1890」 田中光敏
「ディア・ドクター」 西川美和
「母と暮らせば」 山田洋次
「はじまりの道」 木下恵介
「陸軍」 木下恵介
「大鹿村騒動記」 阪本順治
クルミ
最強の名古屋コーチン
冬らしい寒い日というのは1月に少しあったぐらいで、実際の冬は短く感じられたのですが、一応12月から2月ぐらいを冬の出来事として振り返ってみる。
昨年9月‟戦争”法が可決されてから、地域の9条の会では‟戦争法”の廃案を求める全国2000万署名に取り組んでいる。全戸軒並み訪問で今現在800筆を超えたところだ。
署名活動をしていると、いろんな人がいて考えさせられ面白い。
若干逆風が吹き始めているのを感じたことは前回取り上げた。
‟戦争法“は「アメリカと一緒になって海外で戦争できるようにした法律」であるが、「攻め込まれたときの備えの法律をつくった」と思い込まされている人が増えつつあることは見逃せない。おそらく全国的にもその傾向は現れているのだろう。
その「攻められたらどうする」というのは論理のすり替えであって、煽られ利用されているにすぎない。攻め込まれたら(実際はその脅威は今のところ無いのだが)自衛隊が応戦するというこれまでの個別的自衛権行使で済む話で、今回の‟戦争法“はアメリカにくっ付いて、海外に出かけて行って戦争行為をするものであって、それとは全く別ものだということを説明している。
今年は参議院選挙もあり(衆議院解散の噂もあり)戦争か平和か、護憲か改憲か、巷での話しは活発になり先鋭化してくるだろう。
今どちらに転ぶのか、空気を読んでいる人が日増しに増えているような感がする。「空気を読んでいても空気は変わらない」。空気は前向きにこちらから変えていくものだから、そのためにもこの2000万署名運動は一人一人と会話する有効な活動だろうと思う。
話は変わるが、昨今の猫ブームで猫業者が量産体制で供給しているそうだ。藤原新也が犬はKY(空気を読む)だが猫はKM(空気を読まない)であり、現在国民が犬化しているため、逆にKMの猫に癒されている現象なのではないかと評している。
さもあろうと思う。どうも周りの動向をうかがって空気を読もうとしている人が多くなっているようだ。どちらに転ぶか、その瀬戸際に来ているようだ。
我家の猫的生活は今に始まったことではない。91年ソ連崩壊後の一極支配のグローバル化に背を向け田舎暮らしを始め、飼った猫は20数匹、元々空気は変えるために読むのだと考えていたから、筋金入りの猫派なのだと自負している。
ただ私には何度も書いたが、人は戦争を止めれないのではないか、止めれるほど賢くはなれないのではないか、というペシミズムがある。
白井聡氏が言っていた「憲法を変えたいというのが安倍首相の最大の欲望だと思っています。彼の現行憲法に対する憎悪はともかくすごいですから。僕が近い将来、日本が軍事行動に巻き込まれる可能性が高いと思うのもそのためです。彼らの立場に立って「どうやったら憲法を変えられるか?」というふうに考えると、一番確実な方法は、現実に戦争をやることだと思うからです。」
憲法9条を変えて戦争をするのではなく、戦争行為を起こして憲法9条を変えてくるという筋書きだ。
近いうちに戦闘行為に巻き込まれるか、あるいは攻められたというでっち上げ事件を起こすのではないだろうか。そうなればズルズル体質で長いものに巻かれたがる国民の多くは、熱狂的に憲法を変え戦争やむなし論に簡単に取り込まれていくような気がしてならない。それはゲーリングの言うように「極めて簡単なこと」かもしれないのだ。
ともかく、それでも、たとえ明日地球が滅びようとも、私は希望の種を撒く側にいようと決めた。それで署名活動に参加している。
★その他の出来事
正月は娘夫婦がやって来て楽しかった。今度家を建てるとか♪
厄年の娘に付き合って、大社に厄払いに行った。
自給生活が少しずつ広がってきている。
アオリイカ釣り、4回ぐらい挑戦するも今年もボーズ。
春用の畑作り。キク芋掘りあちこち配る。
ブルーベリーを植える。
果樹の剪定や移植をする。
木の伐採、周囲を明るくした。
5年間続いた連帯保証の返済が終了。
★小森山動物記
昨年来たばかりの猫のクルミ亡くなる。事故にでもあったのか?
チャイ、ソバ避妊手術する。
ニワトリ山に鳥骨鶏がやって来る。
ヤギ小屋の雨対策、ニワトリ小屋の狸・イタチ対策をする。
タヌキやイタチに襲われ絶滅しかかったニワトリ達の中で、勇猛果敢な名古屋コーチンのつがいだけが生き残り、ストレスから解放されてか卵を産むようになった。
★読んだ本
「職業としての小説家」 村上春樹
「総員玉砕せよ」 水木しげる
「新京都学派 -知のフロンティアに挑んだ学者たち-」 柴山哲也
「明治維新という過ち ~日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト~」 原田伊織
★映画DVD鑑賞 ホームシアター開始
「スラムドッグ$ミリオネア」 イギリス 2008年
「海難1890」 田中光敏
「ディア・ドクター」 西川美和
「母と暮らせば」 山田洋次
「はじまりの道」 木下恵介
「陸軍」 木下恵介
「大鹿村騒動記」 阪本順治
クルミ
by turnipman
| 2016-03-13 11:58
| 南島にて