きょうの潮流: テレビ局は自らの存在意義を示す時

 テレビ朝日「報道ステーション」のコメンテーター・古賀茂明氏の発言が議論を呼んでいます。「菅官房長官をはじめ官邸のバッシングを受けてきた」と古賀氏▼これまで番組では武器輸出、原発再稼働に前のめりの安倍政権に辛口の言葉を投げかけてきました。とはいえ、生放送中に一方的に切り出すやり方には、視聴者への配慮も欠き違和感を覚えたとの声も出ています▼忘れてならないのは、安倍政権によるメディアへの介入です。昨年末の総選挙の際、自民党がテレビ各局に「報道は公平中立、公正に」と要請。今回の古賀発言に対しても菅官房長官は「放送法がある。テレビ局の対応を見守る」とテレビ朝日に揺さぶりをかけました▼安倍首相が民放テレビに出演して、アベノミクスを批判した街頭インタビューの声に不満をぶつけたことも。3月の国会でその件をただされた首相は「言論の自由」と言い放ちました▼「政治的公平」は放送局が自らを律するために放送法が掲げています。憲法の「言論の自由」は権力からの抑圧を排除し、国民の権利として約束したもので、首相が振りかざすことではありません。放送法や言論の自由を持ちだして圧力を「正当化」し、逆にメディアや世論を攻撃する。ここに安倍政権の異常さが表れています▼放送は総務省が管轄する免許事業。政権与党が放送局を威圧する背景ともなっています。萎縮し政府の言いなりになるのか、国民の信に応えるのか。テレビ局は自らの存在意義を示す時です。

 2015年4月6日(月) しんぶん赤旗 きょうの潮流より



PS:
まともな主張をしている政党は共産党ぐらいではないかと思うこの頃ですが、しかし、放射能による健康被害の追及、IS人質事件に関する安倍首相批判、今回の政権によるメディア威圧への抗議など、極めて弱いように思います。
ポピュリズムの弊害と言うのでしょうか、何か大衆に迎合し自粛しているようで、不十分さを感じます。上記3件はもっと大きく毅然として取り上げてもらいたいものです。




a0170390_20520600.jpg

[PR]
トラックバックURL : http://turnipman.exblog.jp/tb/21095768
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from ペガサス・ブログ版 at 2015-04-14 16:17
タイトル : 行儀の良さよりも「結果責任」を
報道ステーションでの古賀茂明氏の言論抑圧告発事件について,再2度メモ. この問題を新聞も取り上げた.6日の毎日は古賀氏とテレ朝の言い分の双方を相当詳しく伝えている. http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00000005-mai-soci これに対して,しんぶん赤旗は未だに記事としては扱っていない.同じ6日にコラム「きょうの潮流」で取り上げただけだが,そのスタンスはむしろ古賀氏に批判的なフレーズの方が勝っている. http://www.jcp.or....... more
by turnipman | 2015-04-07 20:46 | 今日の囀り | Trackback(1) | Comments(0)

南海の波打ち際で         記録写真


by turnip